通関士は輸出入に際しての法規則や関税・税金などに関する知識を駆使し、通関に関わる手続きを専門に行う職業です。複雑な書類作成や、関税の支払い、許可申請などの業務に加えて、国内外の輸出入に精通するプロとして、社内外の関係者へ適切なアドバイスを提供することもあります。
通関士として働くためには、まず通関士試験に合格しなくてはなりません。受験資格は設けられていないため未経験でも取得が可能です。問題には関税額や課税額を計算する問題や輸入申告書・輸出申告書を作成する形式の問題もあるため、貿易事務等の関連職務経験をお持ちであると資格取得および転職の際に有利となります。
国内外の関税や輸出入に関する法律や規制、手続きに関しての知識はもちろんのこと、業務では多数の複雑な書類を限られた時間の中で手配・作成する必要があるため高い正確性とマルチタスク能力が求められます。また、顧客や関係省庁などとやり取りをすることもあり、関係構築力や折衝能力があることが望ましいです。
輸出入業務で必要となる書類は基本的に英語となりますので、関連書類の作成・確認の際に英語を使用することとなります。また、海外の法規制などの情報を取得するなどの用途でも英語を使用頂けます。書面でのやり取りが総じて多く、口頭でのコミュニケーションは基本的には求められない可能性が高いです。
門戸は限られるものの通関士資格を有していれば未経験の方でも通関士として働くことは可能です。しかし、高度な専門性を求められる職種であるため、全く輸出入業務経験が無い場合はややハードルが高くなっています。
LogiSpaceは国際物流を専門とした就職サポートのスペシャリストです。また、LogiSpaceはシンガポールに本社を持つ外資系エージェントである強みを活かし、日本国内の外資系企業や日本国外の企業(特に東南アジア)での就職サポートも提供しております。