フォワーダー / フレイトフォワーダーとは?

フォワーダー(Forwarder / Freight Forwarder)は、自らの輸送手段を保有せずに荷主の代理で国際輸送(海運輸送や航空輸送など)の手配・手続きを行う事業者を指す言葉で、一般的に航空輸送を専門に扱う「Air Freight Forwarder」と海上輸送を専門とする「Ocean Freight Forwarder」や「NVOCC」に分けられます。また、フォワーダーは輸出入通関や航空会社や海運会社へのブッキングなどを一貫して行う事で、荷主が持つ貨物輸送に関連する悩みを解決していきます。

フォワーダーを利用するメリットは、自社の商品や取引に対する最適な物流システムの構築が可能な点です。フォワーダーは通常複数の輸送・運送会社と契約しており、一度に複数社のサービスを比較検討する事も可能となります。また、陸・海・空の3つの輸送手段を複合した提案を受ける事ができるのもフォワーダーの強みである事に加え、倉庫での貨物の保管、配送や通関業務など、貿易に関する付帯サービスが受けられるのもフォワーダーを利用するメリットと言えます。

デジタルフォワーダー

デジタルフォワーダー(Digital Forwarder)とは、貨物輸送や物流の業務をデジタル技術を使って効率化する企業やサービスのことを指します。クラウドコンピューティング、ビッグデータ、人工知能(AI)、IoTなどの先進技術を活用して、貨物のトラッキング、書類の管理、通関手続き、輸送ルートの最適化などを行います。

デジタルフォワーダーの主な特徴には、リアルタイムトラッキング、書類のデジタル化、通関書類と手続きをデジタル化、ビッグデータを活用した需要予測や最適な輸送ルートの予測などがあり、従来のフォワーディング業務に比べて効率面・コスト面でサービスの向上が期待できると多くの企業に検討されています。