面接とは？面接は何の為に行うの？（求職者編）

就職活動を行うにあたって避けては通れないのが「面接」です。面接は企業側と求職者側の両方にとって重要な時間となりますので、どういった目的意識を持って臨む事が望ましいのか、整理しておきましょう。

面接とは？

面接は、企業側と求職者側がお互いの理解を深める場として設けられます。採用決定権は企業側が持っていますので、企業が求職者の能力や適性を確認する場と捉えられがちですが、実際には求職者側が入社意思を確定させる為に企業の詳細を確認する為の場ともなります。

面接を通して不明な部分の確認を行う

企業と求職者は共に面接を通して明確にしたい部分を確認していきます。以下は一般的に確認される項目の一部となります。

企業側はこんな事を確認したい

企業側は、面接において以下のような内容を確認します。

• 求職者が持つスキル（専門知識や言語能力など）
• 求職者が持つ過去の経験（実績や業界知識など）
• 求職者の人柄（コミュニケーション力や身だしなみなど）
• 求職者のポテンシャル
• 求職者の入社意欲

企業側は、履歴書や職務経歴書の内容確認を始め、求職者が採用中のポジションにフィットするかを確認します。確認内容には「スキル」「適正」「過去の経験」「人柄」「ポテンシャル」「意欲」など様々な項目が存在します。

求職者側はこんな事を確認したい

求職者側は、面接において以下のような内容を確認します。

• 業務内容について
• 企業が持つ社内環境（オフィス環境や企業文化など）
• チームメンバーについて（どのような人が働いているか）
• 就労条件に関して（お給料や社員待遇など）

求職者側は、募集要項の内容確認を始め、企業が持つ労働環境（待遇を含む）が自身の求めている環境とマッチするかの確認を行います。求職者の中には人事や採用担当だけでは無く、実際に仕事をするチームメンバーとの個別面談を希望する方も少なくありません。

面接でどんな事を質問したらいい？

面接では、自身がどのような企業へ応募しているのかを具体的に理解する為の質問を行います。また、入社前後でギャップが発生しないように質問をするのもポイントとなります。

• 企業の会社規模や事業規模
• 企業の業績
• 企業が目指すビジョン（もしくはチームが持つビジョン）
• 業務内容の詳細
• チームの詳細
• 採用の目的（事業拡大なのか人員補充なのか）
• 社員待遇について　など

企業はこんな質問はできない

企業側には「してはいけない質問」があります。特に人権侵害や男女雇用機会均等法に違反する質問は禁止事項となっていますので、覚えておきましょう。

• 本籍・出生地・人種・民族に関する質問
• 家族の職業や資産、住居状況など家庭環境や家族構成に関する質問
• 支持政党や信仰する宗教、人生観や社会観に関する質問
• 社会運動歴（学生運動や消費者運動など）に関する質問
• （女性に対して）「結婚予定の有無」や「子どもが生まれた場合の継続就労希望の有無」の質問

まとめ

面接では企業に選んでもらえるように自己アピールすると同時に、求職者が企業についてより深く知る為の場でもあります。自身のキャリアをより良いものにする為にも、この２点を念頭に置いて面接に臨むようにしましょう。