インターモーダル輸送とは?
インターモーダル輸送(別名:複合一貫輸送)とは、一契約で複数の輸送手段を組み合わせ、途中積み替えをすることなくドア・ツー・ドアの輸送を行う輸送方法です。この方法では、トラック、鉄道、船舶、航空機などの異なる輸送手段を活用し、コンテナ単位でスムーズな貨物輸送を実現します。例えば、アジアからヨーロッパへの輸送では、トラックで出発した貨物(コンテナ)が鉄道や船舶に積み替えられて運送されていきます。
インターモーダル輸送のメリット
インターモーダル輸送を導入するメリットには、燃料費、路線料金、保管料金など、輸送コストの最適化(鉄道や船舶を利用する事によるコストの削減)があげられます。また、トラック、鉄道、船舶、航空機を組み合わせることは、輸送時間や輸送スペースの制約回避にもなり、保管コストや輸送時間の削減にも繋がります。さらに、鉄道などの低排出輸送手段を使用すれば、二酸化炭素排出量の削減にも繋がるため、環境にも優しい輸送手段とされています。