NACCS（National Advanced Communications and Computing System）は、日本の海上および航空輸送業界で広く利用される情報システムです。このシステムでは、入出港する船舶や航空機及び輸出入される貨物に関する手続きをオンラインで管理・処理する事で、税関やその他の関連行政機関や民間業務に対する手続きを効率化します。
もともとは航空貨物の手続等を行うAir-NACCSと海上貨物の手続等を行うSea-NACCSに分かれていましたが、現在ではこれらが統合され、国土交通省の港湾EDIシステムや経済産業省のJETRASなども含めた統合版NACCS（貿易統計の生成、貨物のトラッキング、カスタムクリアランスの支援など、国内外の貿易業務を一元的にサポートできるシステム）として稼働しています。
