HSコード

「HSコード」とは、「商品の名称及び分類についての統一システム(Harmonized Commodity Description and Coding System)に関する国際条約(HS条約)」に基づき定められたコード番号です。2023年7月現在、世界税関機構(WCO)が管理している同条約には、160の国・地域及びEUが加盟しています。加えて非加盟国であってもHSコードを使用している国と地域があり、それらを含めると200以上の国と地域がHSコードを使用しています。

HSコードは、日本語で「輸出入統計品目番号」、「関税番号」、「税番」などと呼ばれることがあります。HSコードは、あらゆる貿易対象品目を21の「部」(Section)に大きく分類しており、6桁の数字で表します。6桁のうち、上2桁を類(Chapter)、類を含む上4桁を項(Heading)、項を含む上6桁を号(Sub-heading)といいます。HSコード6桁目より後の番号については、各国が国内法に基づいて統計細分等の番号を設定することが可能です。日本においては第7~9桁目を輸出入統計細分、10桁目をNACCS用として使用しています。