4PL(Fourth Party Logistics)とは?

4PL(英名:Fourth Party Logistics、和名:フォースパーティー・ロジスティクス)は、従来の物流サービスプロバイダーである3PL (Third Party Logistics) の概念を拡張し、物流オペレーションの全面的な管理に加え、ロジスティクス戦略の企画や推進を行うビジネスモデルです。4PLでは、荷主の経営方針に基づいた戦略立案から積極的に関与し、物流業務だけでなく、コンサルティング要素を加えることで全体的な業務効率の改善を目指します。また、荷主企業に代わって業者選定や管理を行い、専門的な知識と技術を活用して、物流プロセスの最適化とコスト削減を実現します。

4PLのメリット

4PLの導入には主に次のようなメリットがあげられるます。

  • サプライチェーン全体を可視化することで潜在的な課題を明確にする。
  • 在庫や固定資産の圧縮などによるコスト削減や業務効率の向上。
  • 人員の管理や再配置による業務効率の向上。

サプライチェーンに精通を持つ専門家が物流プロセス(業務プロセス)の問題点を把握し、適切な解決策を提案することで、効率的な物流システムの構築が可能となります。また、企業が物流業務に割いていたコストや時間を販路開拓や商品開発に移し替える事で業務プロセスの無駄の削減にも繋がります。加えて、4PLは追加の設備投資を必要とせずに導入できるため、初期費用を大幅に抑えながらサプライチェーンの最適化を実現できます。この点は、特にコスト削減と業務効率化を目指す企業にとって、魅力的なメリットでもあります。