原産地証明書とは?

原産地証明書は、特定の製品や食品が特定の国や地域で生産・加工されたことを証明する為の書類で、その物品が生産・加工された国の公的機関や商工会議所などから発行されます。原産地証明書には、製品の詳細(名称、数量、重さ、品質)、生産場所、製造業者、輸出者の情報に加えて証明書の発行機関の情報と署名が含まれます。

原産地証明書は、商品の流通過程においてその起源を証明することで、関税計算、輸入制限の適用、特恵関税の対象となるかどうかの判断材料として利用されます。特に自由貿易協定(FTA)や経済連携協定(EPA)などの枠組み内での取引では、関税軽減など特別な措置が発生するため、原産地証明書による商品の起源を証明する事が重要になってきます。