未経験からの貿易事務 #01 | 事前に知っておきたい基本知識
  • 「英語を使う仕事に興味がある」
  • 「海外と関わる仕事をしてみたい」
  • 「事務経験を活かして、もう少し専門性のある仕事に挑戦したい」

そんな方が転職先を探しているときに、一度は目にするのが「貿易事務」ではないでしょうか。

一方で、求人を見てみると「輸出入」「Invoice」「B/L」「通関」など、普段あまり目にしない言葉もたくさん出てきます。

  • 「貿易の経験がないと難しいのでは?」
  • 「英語がペラペラじゃないとできない?」
  • 「資格を取ってから転職した方がいい?」

未経験の方にとっては、少しハードルが高く見える仕事かもしれません。

でも、最初からすべての貿易知識を持っている必要はありません。

今回は、未経験から貿易事務への転職を考えている方に向けて、仕事内容から必要な英語力、資格、向いている人まで、まず知っておきたい基本を紹介します。

未経験から貿易事務になれる?

結論から言えば、未経験から貿易事務を目指すことは「可能」です。

実際の求人でも、「貿易事務経験必須」のポジションだけでなく、未経験者や貿易実務経験の浅い方を対象とした求人も数多く掲載されています。

貿易事務には専門的な知識が必要になりますが、その業務の土台には「正確に事務処理をする」「関係者と調整する」「スケジュールを管理する」といった一般的なビジネススキルがあります。

そのため、未経験の場合は「貿易経験がない」という点だけを見るのではなく、これまでの仕事で培った経験のうち、何を貿易事務に活かせるのかを考えることが大切です。

貿易事務で活かせるスキルの例

  • 英語を使った顧客対応(メール・電話)
  • Excelを使ったデータ入力・管理
  • 見積書や請求書などの書類作成
  • 社内外とのスケジュール調整
  • 営業担当者のサポート

資格は必要?

貿易事務になるために、必ず取得しなければならない資格があるわけではありません。

ただし、未経験者が貿易の基礎知識を身につける方法の一つとして、貿易実務検定などを活用することもできます。

資格取得そのものをゴールにするのではなく、入社後に必要になる基礎知識を身につける手段の一つとして考えるとよいでしょう。

資格取得に時間をかけすぎて転職活動を先延ばしにする必要はありませんが、未経験応募が可能な求人を探しながら、並行して勉強する方法もあります。

貿易事務とは?どんな仕事をする?

貿易事務は、簡単に言えば「海外とのモノの輸出・輸入に関わる事務業務」です。

国内だけで商品を売買する場合と違い、海外へ商品を送ったり、海外から商品を仕入れたりする際には、さまざまな手続きが発生します。それを事務面から支える仕事が「貿易事務」です。

主な勤務先は、**メーカー、商社、フォワーダー(国際物流会社)**などです。勤務先や担当する業務によって仕事内容は異なりますが、いずれも海外との取引や輸出入を支える役割を担っています。

貿易事務の具体的な仕事内容については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

貿易事務の仕事内容について詳しく見る

未経験から貿易事務を目指すなら、最低限おさえておきたいスキル

未経験から貿易事務を目指す場合、最初から専門的な知識や高度なスキルをすべて身につけている必要はありません。一方で、実際の仕事を始めるうえで、最低限おさえておきたいスキルや知識があります。

英語に抵抗がないこと

貿易事務だからといって、必ずしも高い英会話力が求められるわけではありません。

一方で、InvoiceやPacking Listなどの貿易書類を確認したり、海外の取引先や拠点と英文メールでやり取りしたりすることがあります。

そのため、未経験から目指すのであれば、まずは「仕事で英語を使うことに抵抗がない」ということも大切です。

正確な事務処理

貿易書類では、商品名、数量、金額、重量、日付など、さまざまな情報を扱います。

小さな入力ミスや確認漏れが後の手続きに影響することもあるため、細かな情報を確認しながら正確に仕事を進める力が求められます。

貿易の基礎知識(知識レベル)

未経験であっても、輸出・輸入の基本的な流れや、Invoice、Packing List、B/Lなどの基本的な用語を事前に知っておくと、求人や仕事内容への理解が深まります。

すべてを暗記する必要はありませんが、「商品が海外へどのように運ばれるのか」「その過程でどのような会社や書類が関わるのか」といった全体像を知っておくとよいでしょう。

未経験だからこそ、まず仕事を知るところから

貿易事務には専門用語が多いため、求人票を初めて見ると難しそうに感じるかもしれません。でも、最初からInvoiceやB/Lの扱いを完璧に理解している必要はありません。

大切なのは、自分がすでに持っているスキルと、これから身につける必要がある知識を分けて考えることです。

事務経験、顧客対応、英語、調整業務など、これまで何気なく経験してきた仕事が、貿易事務への転職で活かせる可能性があります。

そして貿易事務は、単なる「海外と関わる事務職」ではありません。経験を積むことで輸出入や国際輸送についての専門知識が身につき、国際物流という、さらに広いキャリアにつながっていく仕事でもあります。

未経験からの転職を考えている方は、まず実際の求人を見ながら、どのような仕事があり、自分の経験のどこを活かせそうかを確認するところから始めてみてはいかがでしょうか。

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